「いい古着を出品しているのに、なぜか売れない」「安くしないと売れない」。
その原因、実は“写真”にあるかもしれません。
メルカリでは、購入者の多くが写真だけで「買う・買わない」を判断しています。
つまり、写真が変われば売れ方が変わるということ。
本記事では、スマホだけでできる、古着を高く・早く売るための撮影テクニックを詳しく解説します。
1. なぜ“写真”が売上を左右するのか?
メルカリのユーザーは、検索後に表示された商品画像の中から「気になるもの」をタップします。
つまり1枚目の写真(サムネイル)が勝負。
もしこの写真が暗かったり、見にくかったりすると、どれだけ良い商品でもスルーされてしまいます。
逆に、明るくてキレイな写真なら、価格が高くても売れる可能性が高くなります。
2. スマホでOK!必要な道具
撮影に特別な機材は不要。以下のものがあればOKです。
アイテム | 用途 |
スマートフォン | 撮影(iPhoneやAndroidでOK) |
自然光 or 照明 | 明るさを確保(朝〜昼が理想) |
ハンガー or 平置き台 | 商品を整えて撮るための土台 |
白い布 or 壁 | 背景として使用(商品を際立たせる) |
スチーマー or アイロン | シワ取り(印象が大きく変わる) |
3. 撮影の基本ルール5選
① 自然光で明るく撮る
- 光が入る午前〜午後2時頃がベスト
- 窓のそばで、直射日光を避けた「柔らかい光」が理想
- 夜撮るなら、LEDリングライトやデスクライトで代用可能
暗い写真 = ボロい印象になりやすいため、明るさは最重要です。
② 背景は無地・シンプルに
- 白い壁やカーテン、シーツなどを背景に使うと商品が映えます
- 派手な床やごちゃごちゃした背景はNG
背景に生活感が出てしまうと、商品の価値が下がって見えるので注意。
③ 商品全体・細部を網羅的に撮る
出品写真は10枚まで使えます。最低でも以下は必ず撮りましょう。
撮るべき写真 | ポイント |
① 全体正面 | 全体が入るように撮影(平置き or ハンガー) |
② 背面 | 背中側もしっかり撮影 |
③ ロゴやタグ | ブランド証明・サイズ感を伝える |
④ 素材UP | 生地感や質感を見せる |
⑤ ダメージ | 傷・汚れなどは正直に見せる(トラブル防止) |
→ 写真を見れば「買う判断ができる」状態にしておくのが理想。
④ カメラの位置は真正面で
スマホを斜めから構えると、服がゆがんで見えることがあります。
カメラは平行・真正面から構えるのが基本です。
📌 服に対してカメラを垂直にすると、シルエットも正確に伝わります。
⑤ シワやホコリは取ってから撮る
- アイロン or スチーマーでシワを伸ばす
- 粘着ローラーやガムテープでホコリ・毛玉を取る
これだけで見栄えが格段にアップし、値段も強気でつけやすくなります。
4. 高く売るための“魅せ方”テクニック
✔ 平置きよりハンガー吊りが映える
ジャケットやシャツなどはハンガーにかけたほうが立体感が出て、魅力的に見えます。
平置きは型崩れして見えることもあるので、できれば吊るして撮りましょう。
✔ 着画があれば◎(顔出し不要)
時間があれば、自分で着て撮る「着画」は効果抜群です。
- サイズ感が伝わる
- 着こなし例になる
- 写真に動きが出る
顔を写さず、鏡越しや首から下だけでもOK。
購入者に「自分が着たらどうなるか?」を想像させることが重要です。
5. 写真加工は“明るさ調整”程度に
スマホには標準の編集機能がありますが、加工しすぎはNG。
- 色味を変える
- 傷を消す
などをやりすぎると、実物とのギャップでクレームにつながることも。
明るさやコントラストの微調整程度にとどめましょう。
📌 おすすめアプリ:Lightroom、Snapseed(無料・使いやすい)
6. 撮影が上手くいかない時は?
- 撮影前に実際に「売れている出品ページ」を参考にしましょう
- 同じブランド・ジャンルで、写真が魅力的な出品者を真似するとコツが掴めます
- どうしても暗いなら、照明や背景布の導入を検討してもOK(100均でも揃います)
まとめ|スマホ1台でも「売れる写真」は撮れる
古着せどりでは、写真の“魅せ方”ひとつで価格も売れ行きも大きく変わります。
高く、早く売るためには以下を意識しましょう。
✅ 高く売る写真のポイントまとめ
- 自然光で明るく
- 背景は白でシンプルに
- 全体・タグ・素材・ダメージを網羅
- シワ・ホコリを取る
- 着画や立体感ある撮影を追加
これらを意識するだけで、メルカリ販売の成約率は大きく向上します。