古着好きのあなたなら、一度は見かけたことがあるであろう「Hanes(ヘインズ)」のロゴ入りTシャツ。
実は、Hanesは100年以上の歴史を持つ老舗ブランドであり、アメリカンカジュアルを語るうえで欠かせない存在です。この記事では、Hanesの歴史や人気の理由、古着としての魅力、アイテムの選び方までを徹底解説します。
1. Hanesとはどんなブランド?
歴史と背景
Hanes(ヘインズ)は、1901年にアメリカ・ノースカロライナ州で創業された老舗アパレルメーカーです。当初はアンダーウェアを中心に展開していましたが、時代の流れとともにTシャツやスウェットといったデイリーウェアのブランドとしても地位を確立。
「コンフォート(快適さ)」を最優先したモノづくりに定評があり、アメリカの国民的ブランドとして親しまれてきました。
シンプルなのに洗練されたデザイン
Hanesの魅力は、なんといってもシンプルで無駄のないデザイン。無地Tシャツの代名詞的存在で、ユニクロやGUなどのファストファッションブランドにも多大な影響を与えています。
2. 古着としてのHanesが人気な理由
アメカジ古着の代表格
古着市場において、Hanesはアメカジ・ベーシックの定番として不動の人気。特に90年代以前のヴィンテージHanesには高値がつくことも多く、コレクターやファッションフリークからも注目されています。
たとえば、
- 赤タグ(1970〜80年代)
- 青タグ(1980〜90年代)
などの年代別タグは、古着好きの「ツウ」な楽しみ方の一つ。
経年変化が楽しめる
新品のTシャツでは味わえない、古着特有の
- フェード(色落ち)
- よれ感
- 柔らかい着心地
これらは、Hanesの綿100%生地だからこそ楽しめる魅力。何度も洗濯され、着込まれて出る風合いが「一点もの感」を生み出しています。
3. 人気のHanesアイテム紹介
① 無地Tシャツ(Beefy-T)
Hanesを代表する名作といえば、「Beefy-T(ビーフィーティー)」。
- 厚手でしっかりした生地感
- 首元のリブが強く、伸びにくい
- 着込むほどに馴染むフィット感
古着市場では、90年代以前のBeefy-Tに人気が集中しており、シングルステッチ仕様のモデルや赤・青タグが付いているものはプレミアが付くことも。
② プリントTシャツ
Hanesのボディは、企業や大学、イベントTシャツの「プリントベース」としても多用されてきました。
よって、Hanesタグの付いたプリントTシャツは、
- カレッジ系
- ロックバンドT
- スポーツチームロゴ入り
など、デザインのバリエーションが豊富です。
「同じものは二つとない」ヴィンテージの醍醐味が味わえるジャンルです。
③ スウェット・パーカー
実は、Hanesはスウェットやパーカーも評価が高いアイテムの一つ。特に80〜90年代のモデルは、
- 裏起毛のふんわり感
- ガシっとした生地
- 染み込みプリントやラバープリント
など、当時のアメリカ製スウェットの魅力を堪能できます。
4. Hanes古着の見分け方とチェックポイント
タグの種類で年代を特定
以下はざっくりした目安です:
タグの色 | 時代の目安 |
赤タグ | 1970〜80年代 |
青タグ | 1980〜90年代 |
黒タグ | 現行モデル・2000年代以降 |
※タグ裏の「Made in USA」表記や、RNコードでの年代特定も可能です。
状態チェックのポイント
- 首元・袖口のヨレやダメージ
- シミや穴あきがないか
- プリントの剥がれやひび割れ
古着である以上、多少の使用感はありますが、致命的な汚れや破損は避けましょう。逆に、程よい色落ちやフェード感は「味」として歓迎される傾向にあります。
5. 古着コーデにHanesを取り入れるコツ
無地Tは「引き算」コーデに◎
Hanesの無地Tは、どんなアイテムにも合わせやすい万能選手。
デニム・チノパン・カーゴパンツなど、ボトムスにこだわって「抜け感」を作るとバランス良くまとまります。
レイヤードで季節感を演出
秋冬は、
- シャツの下に着る
- スウェットのインナーにする
など、レイヤードスタイルにも活躍。
スウェット単体でも、ヴィンテージライクな雰囲気が手軽に出せるので、1枚持っておくと便利です。
まとめ:Hanesは古着初心者にもおすすめの名ブランド
いかがでしたか?
Hanesは、手に取りやすい価格ながら、アメカジらしさをしっかり感じられる名ブランド。とくに古着では、年代ごとのタグや風合いの違いを楽しむことで、奥深い魅力にハマる人も多いです。
✔ 古着初心者でも始めやすい
✔ コスパ良く、長く使える
✔ 着回し力抜群
ぜひ一度、古着屋やメルカリなどでHanesの古着をチェックしてみてください!