はじめに
古着市場で圧倒的な人気を誇るブランド「カーハート(Carhartt)」。
ワークウェア由来のタフな作りと、無骨で男らしいデザインが、ヴィンテージ好きの心をつかんで離しません。
今回は、カーハートのブランド背景から、古着として人気の理由、代表的なアイテム、タグの見分け方までをわかりやすく解説します。
Carhartt(カーハート)とは?
カーハートは1889年、アメリカ・ミシガン州で創業した老舗ワークウェアブランド。
当初は鉄道作業員向けに丈夫なオーバーオールを製造しており、その耐久性の高さがプロフェッショナルに重宝されてきました。
“タフさ”と“実用性”を追求する姿勢は今も変わらず、現代ではストリートファッションや古着コーデの定番ブランドとしても支持されています。
なぜカーハートは古着で人気なのか?
1. 圧倒的な耐久性
厚手で堅牢なダック地(コットンキャンバス)が使われており、古着でも状態の良いものが多いのが魅力。少々の擦れや汚れが逆に「味」として評価されます。
2. 無骨なワークスタイル
シンプルでラフ、どこか武骨なシルエットは男女問わず支持されています。オーバーサイズでの着こなしとも相性抜群。
3. アメリカ製(MADE IN USA)の希少性
90年代以前のアメリカ製モデルは今や貴重で、タグを見ることで製造年代を判断できる楽しさも。
古着で狙いたい!カーハートの定番アイテム
1. アクティブジャケット(Active Jacket)
カーハートの代名詞とも言えるフーディ付きワークジャケット。
裏地にサーマル素材(キルティングやブランケット)が使われており、保温性抜群。ダック地のエイジングが魅力的。
- 人気カラー:ブラウン(モス)、ブラック、ネイビー
- 製造国:USA製が特に価値あり
2. デトロイトジャケット(Detroit Jacket)
襟がコーデュロイ生地で切り替えられた、ショート丈のワークジャケット。
ファッション性が高く、ストリートでも人気のアイテム。
- シルエット:コンパクトながらもタフな作り
- 年代:80〜90年代のものはタグ・製造国もチェックポイント
3. ダブルニー ペインターパンツ(Double Knee Painter Pants)
ひざ部分が二重に補強されたワークパンツ。履き込むほどにアタリが出て、経年変化が楽しめます。ストリートでの人気も高く、バギー感が今のトレンドとマッチ。
タグでわかる!製造年代の見分け方
カーハート古着の魅力の一つが、タグによる年代判別です。以下に代表的なタグを紹介します。
1. 白タグ(1980〜1990年代前半)
- 白地に黒文字のタグ
- 「MADE IN USA」表記あり
- カーハートのロゴはシンプルな“C”マーク
この時期のタグはヴィンテージとして高く評価される傾向にあります。
2. 黒タグ(1990年代後半〜2000年代)
- 黒地に黄色の文字、「Carhartt」のロゴが大きく表記
- 「MADE IN MEXICO」や「MADE IN CANADA」など、製造国がアメリカ以外に移行
量産期に入ったタグで、現代でもよく見かけますが、状態が良ければ十分価値があります。
3. ゴールドタグ(現行)
- 黄土色の生地にタグが縫いつけられているタイプ
- 主に現行モデルや復刻商品に見られる
古着としての価値は低めですが、人気アイテムの入門としておすすめ。
購入時のチェックポイント
- タグの状態と製造国表記:USA製かどうかをまず確認
- ダック地の硬さや色落ち具合:使い込まれた風合いが魅力だが、破れやシミがないかは注意
- ジッパーやボタンの動作:YKKなどの純正パーツが付いているか
- 内側のライナー(裏地)の状態:毛玉や破れがないかをチェック
カーハートを使ったおすすめコーディネート例
- ストリート×ワーク:アクティブジャケット×スウェット×バギーデニム
- ユニセックススタイル:デトロイトジャケット×白T×チノパン
- トレンドミックス:ダブルニーパンツ×Y2K系トップス×スニーカー
アイテムが主張強めなので、シンプルに合わせるのが正解です。
まとめ
カーハートは、古着初心者から上級者まで幅広く人気のブランド。
「タグ」「状態」「アイテムの型」さえ押さえれば、長く使える高コスパな1着に出会える可能性が高いです。
古着仕入れや購入の際には、ぜひこの知識を活用してみてください。
関連リンク(自分の商品紹介にもつなげる)
- 【出品中】
- 【出品中】
コメント