はじめに
スポーツブランドの王道「NIKE(ナイキ)」は、古着の世界でも高い人気を誇ります。
スポーツウェアとしての実用性と、ストリートファッションに馴染むスタイリッシュなデザインは、年代を問わず多くのファンを魅了してきました。
この記事では、ナイキの歴史、古着として人気の理由、定番アイテム、タグからわかる年代の見分け方、そして古着でナイキを楽しむコツまで、初心者にもわかりやすく紹介します。
NIKEのブランド概要と歴史
ナイキのルーツは1964年、オレゴン大学の陸上コーチ「ビル・バウワーマン」と、その教え子「フィル・ナイト」が創業した“ブルーリボンスポーツ(BRS)”にあります。
1971年に社名を「NIKE」に変更し、あの有名なスウッシュロゴと共に世界的スポーツブランドへと成長しました。
ナイキの特徴は以下の通り:
- 革新的なテクノロジー(エアマックス、フライニットなど)
- スポーツとストリートカルチャーの融合
- アスリートやミュージシャンとのコラボ
ヴィンテージアイテムの中には、90年代のバスケットボール全盛期や、スケートカルチャーを象徴するものも多く、古着市場では特にこの時代のアイテムに人気が集中しています。
古着で人気の理由
1. シルエットとカラーリングの豊富さ
90年代のナイキウェアは、今のトレンドでもある「ゆったりめシルエット」。ビビッドな色使いや大胆な切り替えデザインも多く、コーデの主役になります。
2. ストリート文化との結びつき
ナイキは、マイケル・ジョーダンやRUN-D.M.C、トラヴィス・スコットなど、カルチャーアイコンと常に深く関わってきました。これらの時代背景とともに、古着としての“ストーリー”も魅力のひとつ。
3. 中古市場でも安定した人気と価値
特に90年代のナイロンジャケットやスウェットは、状態が良ければ数千円〜1万円以上で取引されることも。希少性の高いアイテムはコレクター市場でも注目されています。
定番の古着NIKEアイテム
1. ナイロンジャケット(ウインドブレーカー)
ナイキ古着の王道アイテム。90年代の「スウッシュロゴ×カラーブロック」デザインが人気。裏地がメッシュのものや、刺繍ロゴ入りは高評価。
2. スウェット・パーカー
シンプルなスウッシュロゴ入りは鉄板。グレー、ネイビー、ブラックが特に人気で、刺繍ロゴや90年代のビッグサイズが狙い目。
3. Tシャツ
ビッグロゴや大学・NBAなどのチームコラボ系がレア。タグで年代を見分けながら、オーバーサイズで着こなすのが今風。
4. スニーカー(ジョーダン、エアフォース1、エアマックスなど)
スニーカーは古着市場でも別格の存在。特に90年代モデルの復刻やデッドストックは高値で売買されている。
タグとロゴで見る年代判別のコツ
古着NIKEを選ぶ上で重要なのが「タグの種類とロゴの変化」です。
タグ別 年代の目安:
タグの特徴 | 年代 | ポイント |
グレー地に黒文字「NIKE」タグ | 80年代 | シンプルな作りで希少 |
白タグに赤ロゴ「NIKE」+スウッシュ | 90年代前半 | 人気の高い王道タグ |
黒地に白ロゴのタグ | 90年代後半〜2000年代 | スポーツラインで多く見られる |
現行タグ(黒タグにサイズや品番) | 2010年代〜 | モダンでシンプルな構造 |
また、タグの「Made in〜」もチェックポイント。80〜90年代の「Made in USA」や「Made in Korea」はヴィンテージの可能性大です。
古着でナイキを買うときのポイント
- サイズ感の確認
ヴィンテージはサイズ表記と実寸がズレていることも。実寸をしっかりチェック。 - 状態チェック
古着はダメージ・汚れ・プリントの剥がれに注意。特にスニーカーはソールの劣化も確認。 - タグとロゴで年代を読む
「タグの種類 × ロゴのデザイン」でだいたいの年代がわかります。 - 価格相場を調べておく
特にジャケットやスウェットはフリマアプリ・古着屋で価格差が大きいので、相場リサーチは必須。
まとめ
NIKEは単なるスポーツブランドではなく、ファッションやカルチャーと密接に結びついた存在です。古着としての価値も非常に高く、ヴィンテージのアイテムには一点モノの魅力があります。
これから古着を始める人は、まずはナイキのナイロンジャケットやスウェットから挑戦してみるのがおすすめです。タグやロゴを意識して選ぶことで、古着選びがもっと楽しくなります。
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