メルカリで古着や雑貨を出品していると、「送料の負担ってバカにならない」と感じる場面が多くありませんか?
300円〜600円程度の送料でも、何度も繰り返せばコストが積み重なり、利益を大きく圧迫してきます。
とくに「売れたはいいけど、送料を引いたら赤字だった……」というケースは、初心者に多い失敗です。
この記事では、そんな方のために、メルカリで送料を抑えるコツ、配送方法の選び方、サイズや重さの計測のポイント、さらには「送料込み」と「着払い」の使い分けまで、完全網羅で解説していきます!
メルカリの送料が重要な理由
メルカリでは多くの出品者が「送料込み」で商品を販売します。
つまり送料を出品者が負担する前提になるため、以下のような場面で差が出ます。
売上に直接響く
たとえば、2,000円で売れた商品で送料が700円かかると、利益は1,300円からさらに販売手数料(10%)を引かれて実質1,080円ほど。
→ 数百円の商品なら送料が利益をすべて持っていくことも。
販売価格の戦略に関わる
「送料が高くなりそうだから、この価格では出品できない」と判断すれば、販売チャンスを逃すことにもなります。
→ 送料込みでも利益が出る価格設定が必要です。
主要な発送方法の比較一覧(2025年最新版)
発送方法 | 送料(税込) | サイズ上限 | 特徴 |
らくらくメルカリ便 ネコポス | ¥210〜¥230 | A4厚さ3cm以内 | 小型・追跡あり・匿名配送 |
ゆうゆうメルカリ便 ゆうパケット | ¥210〜¥230 | A4厚さ3cm以内 | 郵便局発送・匿名配送・土日配達あり |
ゆうパケットポスト | ¥215(専用箱65円別) | ポスト投函可 | ラク・匿名配送・ポストで発送可 |
宅急便コンパクト | ¥450〜¥530 | 専用BOX必要(¥70) | 小さめの厚手商品に最適 |
宅急便(60〜160サイズ) | ¥750〜¥1,700 | 大型商品に対応 | 衣類のまとめ売り・靴・リュックなど |
ゆうパック | ¥770〜¥1,700 | 60〜100サイズまで | 郵便局で受付・匿名配送 |
普通郵便 | ¥84〜¥580 | サイズ制限あり | 安いが追跡なし・匿名不可 |
商品別おすすめ発送方法一覧
商品例 | 推奨発送方法 | 送料の目安 |
Tシャツ1枚 | ネコポス / ゆうパケット | 約¥230 |
スウェット・ロンT | 宅急便コンパクト | 約¥530 |
厚手のジャケット | 宅急便(80サイズ) | 約¥850 |
パンツ(ジーンズ等) | 宅急便コンパクト or 宅急便 | ¥530〜¥850 |
帽子・キャップ類 | 宅急便コンパクト or 宅急便 | ¥530〜¥850 |
スニーカー | 宅急便(100サイズ) | ¥1,000前後 |
「送料込み」と「着払い」どっちがいい?
基本は「送料込み」が売れやすい!
メルカリでは「送料込み」での出品が主流です。
購入者にとっては「総額が分かりやすい」「追加請求されない」安心感があるため、圧倒的に売れやすいという特徴があります。
- 例:2,000円(送料込み) vs 1,700円(着払い) → 前者の方が購入率が高い
ただし大型商品や利益が取れない場合は「着払い」もアリ
- ジャケットや靴、セット売りなど送料が高くなりやすい商品は、明示したうえで「着払い」を選択してもOKです。
送料を抑える5つのテクニック
1. 圧縮して梱包サイズを小さくする
- 衣類や布製品は圧縮袋やビニール袋でコンパクトにすると、A4サイズに収まることが多い。
- 例:スウェットをギュッと圧縮 → ネコポス発送で約300円節約
2. 重さは「ギリギリ」を狙う
- ゆうパケットなどは「100g以下」「250g以下」など細かな重量制限あり。
- 郵便用スケールがあると便利。
3. 専用資材を使う(コスパ良し)
- 宅急便コンパクト用BOX(¥70)やゆうパケットポスト用封筒(¥65)は、サイズ規定を守りやすく安心。
4. セット販売で“1個あたり送料”を下げる
- Tシャツ2枚セットなどにすることで、1枚あたりの送料を抑えられる。
5. 郵便局・コンビニを使い分ける
- コンビニ(セブン・ファミマ)は24時間受付、郵便局は土日休みなど。
- 地域によってはポスト投函の方が早くて安いこともある。
梱包の工夫でクレーム防止&送料削減!
送料の節約だけでなく、丁寧な梱包は評価アップにも直結します。
梱包の基本ステップ
- 商品を透明袋に入れる(雨濡れ防止)
- 封筒またはダンボールに入れる
- 厚みや重さをチェック(厚さ3cm以下ならネコポスOK)
おすすめ梱包資材(100均でOK)
- 圧縮袋(衣類用)
- OPP袋(A4サイズなど)
- クッション封筒
- メジャー&スケール
出品前に送料を“予測”する癖をつけよう!
出品時には、以下のようなテンプレを使って送料を予測しておきましょう。
【出品テンプレ例】
商品価格:¥2,300
販売手数料(10%):¥230
予想送料:¥230(ネコポス)
粗利益:¥1,840
→ 梱包資材や手間を引くと、約¥1,600の利益見込み
→ このように「送料を含めた利益設計」が重要です。
よくある送料の失敗パターン
- 「普通郵便で送ったら追跡がなくてトラブルに…」
- 「サイズオーバーして返送された」
- 「送料が想定より高くて利益ゼロだった」
→ すべて「発送前の確認不足」が原因です。
少しの確認で大きな損失を防げます。
まとめ:送料を制する者がメルカリを制す!
メルカリにおける送料の知識は、単なる「配送手段の話」ではなく、販売戦略そのものです。
- 利益を最大化するための送料設計
- 商品に合わせた最適な発送方法の選択
- 梱包と発送のスキルで信頼と評価を獲得
これらをマスターすれば、初心者でも無理なく利益を出せるようになります。
最後に一言。「送料を制する者が、メルカリを制す」