古着せどりを始めるとき、多くの人がまず悩むのが「どの販売プラットフォームを使うべきか?」という点です。
2020年代以降、フリマアプリの台頭により、誰でも簡単に古着を販売できる時代になりましたが、販売場所の選び方次第で売れ行き・利益率は大きく変わります。
本記事では、**代表的な3つのプラットフォーム「メルカリ」「ラクマ」「ヤフオク」**を比較し、古着販売に最適な選択肢を探っていきます。
1. 各プラットフォームの基本情報
■ メルカリ
- 国内最大級のフリマアプリ
- 利用者数:約2000万人以上(アクティブユーザー)
- 特徴:初心者でも出品が簡単。スマホ中心。
■ ラクマ(旧フリル)
- 楽天が運営するフリマアプリ
- 特徴:手数料が安い(販売手数料6.6%)
- 楽天経済圏との親和性が高い
■ ヤフオク
- 日本最古のネットオークション
- 特徴:オークション形式でコアなコレクター層も多い
- ヤフープレミアム会員なら手数料優遇あり
2. 販売手数料を比較してみよう
手元に残る利益を左右するのが「販売手数料」です。
プラットフォーム | 販売手数料 | 入金スピード |
メルカリ | 10% | 最短翌日 |
ラクマ | 6.6% | 翌営業日〜 |
ヤフオク | 8.8%(プレミアム会員) | 翌営業日〜 |
▶ 手数料が最も安いのは「ラクマ」。
利益率を重視したい場合は有力候補になります。
3. ユーザー層の違いをチェック
販売しやすさは「誰が使っているか?」でも大きく左右されます。
プラットフォーム | 主なユーザー層 | 傾向 |
メルカリ | 20〜40代の男女 | トレンド・ファッション中心 |
ラクマ | 20〜30代の女性 | 楽天利用者・主婦層が多め |
ヤフオク | 30〜50代の男性 | コレクター・マニア系が多い |
▶ ファッション古着ならメルカリ、ミリタリーやヴィンテージはヤフオクが強い印象です。
4. 古着販売におけるメリット・デメリット
メルカリのメリット・デメリット
✅ メリット
- 圧倒的な利用者数(=売れやすい)
- 出品・発送が簡単
- トレンドファッションが動きやすい
❌ デメリット
- 手数料10%とやや高い
- 値下げ交渉が多い
- コレクター向けの高単価商品は売りづらい場合も
ラクマのメリット・デメリット
✅ メリット
- 手数料が安い(6.6%)
- メルカリより値下げ交渉が少なめ
- 楽天ポイント支払いなどの独自経済圏
❌ デメリット
- ユーザー数が少なく、回転率が低い
- 商品ジャンルによっては売れづらい
ヤフオクのメリット・デメリット
✅ メリット
- オークション形式で高値落札される可能性
- マニア・コレクターに刺さる商品が売れる
- メルカリで売れ残ったアイテムの再活用にも◎
❌ デメリット
- 出品・発送手順がやや複雑
- 購入者とのやり取りもやや手間
- 即決されるまで時間がかかる場合が多い
5. 古着のジャンル別おすすめプラットフォーム
古着ジャンル | 最適なプラットフォーム |
ストリート系(NIKE, adidas等) | メルカリ |
ガーリー・カジュアル | ラクマ |
ミリタリー・ヴィンテージ | ヤフオク(+メルカリ併用も) |
ブランド古着(POLO等) | メルカリ or ヤフオク |
ノーブランド系 | メルカリ(価格重視ユーザーが多い) |
6. 実際の販売戦略:併用が最強
結論として、「どれか1つに絞る」のではなく、商品ジャンルや売れ行きに応じて複数プラットフォームを併用するのが理想的です。
たとえば:
- メルカリで3日売れなければラクマやヤフオクに移す
- トレンド古着はメルカリ、マニア向けはヤフオク
- 複数アカウントで在庫回転率を上げる
このように「出品→売れなければ他で展開」という戦略を取ることで、在庫リスクを抑えつつ、より高く売るチャンスが増えます。
7. まとめ|古着販売に向いているのは?
▽初心者におすすめ →
メルカリ
- 操作が簡単
- ユーザーが多く売れやすい
- トレンド古着に強い
▽利益重視なら →
ラクマ
- 手数料が安く、収益率が高い
- ただし売れるまでに時間がかかる
▽マニア向け・希少アイテムなら →
ヤフオク
- オークション形式で高く売れる可能性
- 取引に手間はかかるが、単価は高め
最終アドバイス
古着販売で安定的に利益を出すには、「売れる場所で売る」ことが鉄則です。
まずはメルカリで経験を積み、慣れてきたら他プラットフォームにも展開していくのがベストな流れです。
また、どのプラットフォームでも共通して重要なのが「写真・説明・価格設定」の3要素。
売れる工夫を忘れずに、あなたに合った販売戦略を見つけていきましょう!