ストリートファッションや90年代カルチャーの復権とともに、再び注目を集めているブランド「KANGOL(カンゴール)」。ベレー帽やハンチングといった帽子のイメージが強いブランドですが、実はその背景には長い歴史と深いカルチャーが存在しています。
本記事では、
- カンゴールのブランド概要と歴史
- 古着市場で人気の理由
- 売れやすいアイテムの特徴
- メルカリなどで高く売るためのポイント
- 仕入れ・販売時の注意点
などを詳しく解説していきます。
1. KANGOL(カンゴール)とは?
ブランドの起源
KANGOLは1938年、ジャック・スプライルゲン(Jacques Spreiregen)によってイギリスで創設されました。当初は軍用ベレー帽の供給をメインに行っており、第2次世界大戦中にはイギリス軍に帽子を提供していたことでも知られています。
ブランド名「KANGOL」は、ニット(Knitting)、アンゴラ(Angora)、ウール(Wool)の頭文字を組み合わせた造語と言われています。カンガルーのロゴは後年追加されたもので、創業当初は使用されていませんでした。
2. カンゴールが古着市場で人気の理由
90年代リバイバルブームの影響
KANGOLは1990年代、HIPHOPアーティストやクラブカルチャーの中で愛用され、ストリートファッションの定番アイテムとなりました。LL Cool JやRun-D.M.C.などの影響で、日本でも90年代後半に流行。その当時のアイテムが古着として再評価されているのです。
スタイリングに取り入れやすいデザイン性
カンゴールの帽子はシンプルかつスタイリッシュで、ユニセックスで使用できるのも魅力。古着初心者からファッション上級者まで、幅広い層に需要があります。
3. 古着市場で狙いたい!カンゴールの人気アイテム
① ベレー帽(Beret)
カンゴールといえば、やはりこのベレー帽。ウール製やフェルト素材のものが人気で、カンガルーロゴがフロントに入っているモデルは高値がつきやすい傾向にあります。
- 状態良好なら4,000〜8,000円で販売可能
- 特にブラック・ネイビー・バーガンディなど定番色は需要高
② ハンチング(504、507シリーズ)
定番の504(クラシックハンチング)は、KANGOLのアイコン的モデル。最近では若者のストリートファッションにも取り入れられ、性別問わず売れやすいアイテムです。
- サイズはM〜Lが最も回転が早い
- 季節ごとの素材(ウール/メッシュ)で販売タイミングを見極める
③ バケットハット
近年のY2Kブームもあり、バケハ人気が再燃しています。KANGOLのバケットハットは、ロゴが主張しすぎず使いやすいのが魅力。
- コーデに取り入れやすく、学生層にも需要あり
- ブラック・アイボリー・カーキなど中間色は特に売れやすい
④ 古着アパレル(スウェット・ジャケット)
あまり知られていませんが、90年代〜2000年代初期に作られたKANGOLのスウェットやトラックジャケットなども古着市場で人気です。
- 刺繍ロゴ入り、オーバーサイズは特に狙い目
- 状態次第では5,000円以上の価格がつくことも
4. メルカリでKANGOLアイテムを高く売るコツ
写真は「正面・ロゴ・内タグ」の3点セット
KANGOLはロゴの有無が価値に直結するブランドです。
特に偽物も多く出回っているため、タグ・内側ラベル・ロゴ刺繍の画像を必ず載せましょう。
サイズ・素材はしっかり記載
ハットやキャップは、S/M/Lといったサイズ表記があるので、平置き実寸(内径・高さ)もあると親切です。
また、ウール・アクリル・ナイロンなど、素材によって季節の需要が変わるため、しっかり記載しましょう。
季節を意識した出品タイミング
- ウールベレー帽・ハンチング → 9月〜2月が売れやすい
- メッシュ・ナイロン素材のキャップやバケットハット → 4月〜8月に需要増
5. 仕入れのコツと注意点
状態チェックは念入りに
- 帽子類:汚れ・臭い・毛羽立ち・内側のスレ
- アパレル類:毛玉・色褪せ・縮み・タグの欠損
状態が良いものは回転も早く、評価も上がりやすくなります。
偽物・レプリカに注意
特にバケットハット系は、カンゴール風のノーブランド商品が多く出回っています。仕入れ時は、
- ロゴ刺繍の質(潰れていないか)
- 内タグの有無
- 素材・縫製
を必ずチェックしましょう。
6. カンゴール古着は「低リスク高回転」な仕入れジャンル
KANGOLは比較的安価で仕入れやすく、需要が安定しているブランドです。
- 1点1,000〜2,000円ほどで仕入れ
→ 4,000〜8,000円で販売という利益構造が理想的 - 小型アイテム中心なので、保管・発送もラク
副業や初心者のせどりスタートにも非常におすすめなブランドといえます。
まとめ|KANGOL古着は狙い目!長く売れる安定ブランド
- 帽子・ハット類は年間を通して需要がある
- 90s〜Y2Kトレンドで再評価されている
- ブランドロゴ・状態を重視すれば利益が出しやすい
帽子は季節ごとにトレンドの変化があるため、素材・カラー・サイズを意識して仕入れることが成功のカギになります。
これから古着せどりにチャレンジする方は、ぜひKANGOLアイテムもチェックしてみてください。