はじめに
「ワニのマーク」でおなじみのLACOSTE(ラコステ)は、シンプルで上品なデザインが特徴のフランス発ブランド。
古着市場でも安定した人気を誇り、ポロシャツをはじめとする定番アイテムは、初心者にも取り入れやすい存在です。
この記事では、ラコステのブランド背景、古着としての魅力、人気アイテム、年代判別のコツ、選び方などを詳しく解説します。
LACOSTE(ラコステ)とはどんなブランド?
ラコステは、1933年にフランスのテニスプレーヤー「ルネ・ラコステ」が創業したブランド。
当初はテニス用のシャツを改良した「半袖ポロシャツ」を販売したことからスタートし、その快適さと上品さが話題となって人気が拡大しました。
ブランドの象徴でもある「ワニのロゴ」は、ルネのプレースタイルが「ワニのようにしぶとい」と評されたことに由来しています。
古着で人気の理由
1. トラッドとカジュアルの中間
ラコステのアイテムは、フォーマル過ぎず、ラフすぎない絶妙なバランス感。古着コーデに取り入れることで「清潔感」や「知的さ」をプラスできるのが魅力です。
2. ポロシャツ以外にも名作多数
ラコステといえばポロシャツの印象が強いですが、実はニットやスウェット、トラックジャケットなども人気。特に90年代のアイテムはレトロな雰囲気があり、古着としての価値も高まっています。
3. 海外製・年代モノの魅力
古着として出回っているラコステには、「フランス製」や「USA製」など、現行品にはないディテールが楽しめるアイテムも。タグや刺繍の違いで時代を読み解く面白さもあります。
人気の古着ラコステアイテム
1. ポロシャツ(L1212など)
ラコステの代名詞的アイテム。鹿の子編みの生地、胸元のワニロゴ、上質なコットン素材が特徴。90年代のオーバーサイズやユーロタグ付きのものは特に人気です。
2. スウェット・ニット
胸元に小さく刺繍されたワニロゴがアクセントに。ゆったりしたシルエットで、古着MIXコーデに最適。特にフランス製のウールニットは希少性も高く、じわじわと人気上昇中。
3. トラックジャケット
意外と知られていないけれど、ラコステのスポーツライン「LACOSTE SPORT」のトラックジャケットも古着で狙い目です。90年代のビッグロゴやカラーブロックデザインはストリート系におすすめ。
4. コート・アウター
ラコステのステンカラーコートやダウンも、ミニマルなデザインで人気。シンプルな分、素材や縫製の良さが際立ち、大人っぽい古着スタイルが完成します。
タグ・刺繍で見る年代の見分け方
ラコステの古着は「タグの種類」「ワニロゴの形や刺繍」でおおよその年代がわかります。
タグの見分け方
タグのデザイン | 時代 | 特徴 |
白タグに緑のワニ、MADE IN FRANCE表記 | 70〜80年代 | 超希少、特にフランス製は価値高め |
青タグや赤タグ、ユーロ表記あり | 90年代〜2000年代 | ヨーロッパライン、サイズ表記が独特 |
黒や白のモダンなタグ | 現行品 | 比較的最近のモデル |
ロゴ刺繍の違い
- 小さめのワニ:ヴィンテージ感が強く、主張が控えめ
- 大きめワニロゴ(ワッペン風):90sリバイバルの今にハマるデザイン
古着でラコステを買うときのチェックポイント
- 状態をよく確認する
特にポロシャツは色褪せや首元のヨレが多い。生地の張りとロゴ刺繍の状態をチェック。 - タグと生産国に注目する
“Made in France”や“USA製”などは希少価値あり。タグで判断するクセをつけよう。 - サイズ感を重視
古着のラコステはタイトな作りのものも多いので、オーバーサイズを狙うと今っぽく着こなせる。 - 価格相場を調べておく
ポロシャツは状態により1,000〜5,000円が相場。レアなトラックジャケットやニットは1万円超えることも。
ラコステ古着のおすすめコーデ
- ポロシャツ+スラックス+ローファー:きれいめトラッドな古着スタイル
- スウェット+太めのデニム+スニーカー:ストリートMIXコーデ
- トラックジャケット+キャップ+バギーパンツ:90年代風スポーツコーデ
まとめ
ラコステは、古着初心者でも取り入れやすい上品さと、ヴィンテージならではの味わいを兼ね備えたブランドです。
ポロシャツだけでなく、ニットやトラックジャケットなど、幅広いアイテム展開があるので、自分のスタイルに合う一点モノを探す楽しさがあります。
タグや刺繍に注目しながら、お気に入りの一着を見つけてみてください。
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