はじめに
アメリカン・トラッドの代名詞として知られる「ポロ ラルフローレン(Polo Ralph Lauren)」。その洗練されたデザインと高品質な素材は、古着市場でも高い人気を誇ります。特に1990年代のアイテムは、個性的なデザインが多く、コレクターズアイテムとしても注目されています。
本記事では、ポロ ラルフローレンの魅力や代表的なアイテム、タグの見分け方について解説します。
ポロ ラルフローレンとは?
1967年、ラルフ・ローレン氏によって設立されたブランド「ラルフローレン」は、ネクタイの販売からスタートしました。その後、メンズウェア、レディースウェア、ホームコレクションなど、多岐にわたるラインを展開し、世界的なライフスタイルブランドへと成長しました。
特に「ポロ ラルフローレン」は、ブランドの中核をなすラインであり、クラシックなアメリカンスタイルを象徴する存在です。ポロシャツやオックスフォードシャツ、チノパンなど、タイムレスなアイテムが揃っています。
古着市場での人気の理由
1. 高品質な素材と縫製
ポロ ラルフローレンのアイテムは、上質なコットンやウールを使用し、丁寧な縫製が施されています。そのため、古着でも状態の良いものが多く、長く愛用できます。
2. 普遍的なデザイン
クラシックでシンプルなデザインは、時代を超えて愛され続けています。特にボタンダウンシャツやチノパンは、カジュアルからビジネスまで幅広く活躍します。
3. 豊富なバリエーション
ポロ ラルフローレンは、シーズンごとに多彩なデザインを展開しており、カラーや柄のバリエーションが豊富です。そのため、他人と被りにくく、自分だけの一着を見つける楽しみがあります。
定番アイテムの紹介
1. ポロシャツ
ブランドのアイコンともいえるポロシャツは、胸元のポニーロゴが特徴です。シンプルな無地から、ストライプやチェック柄まで、多彩なデザインが揃っています。
2. オックスフォードシャツ
厚手のコットン生地を使用したオックスフォードシャツは、カジュアルからフォーマルまで幅広く対応可能です。ボタンダウンの襟が特徴で、クラシックなスタイルを演出します。
3. チノパン
程よい太さとテーパードが特徴のチノパンは、どんなトップスとも相性抜群です。ベージュやネイビーなど、落ち着いたカラーが多く、着回し力に優れています。
タグでわかる年代の見分け方
ポロ ラルフローレンのアイテムは、タグのデザインや表記によって製造年代を判別できます。以下に代表的なタグを紹介します。
1. 大文字タグ(1970年代)
「POLO by Ralph Lauren」の表記がすべて大文字で記載されています。シンプルなデザインが特徴で、ヴィンテージ市場では希少価値が高いとされています。
2. 緑タグ(1980年代)
緑色のタグに白文字でブランド名が記載されています。この時期のアイテムは、アメリカ製が多く、品質の高さが魅力です。
3. 三角タグ(1980年代後半〜1990年代前半)
タグの形状が三角形で、「Polo by Ralph Lauren」の表記があります。スイングトップなどのジャケットに多く見られます。
4. 青タグ(1990年代後半〜2000年代)
青地に白文字でブランド名が記載されています。大量生産が進んだ時期で、品質は安定していますが、アメリカ製以外のものも増えてきます。
購入時のチェックポイント
- タグの状態と表記:タグのデザインや表記から製造年代を確認しましょう。
- 素材と縫製:生地の質感や縫製の丁寧さをチェックし、状態の良いものを選びましょう。
- サイズ感:年代によってサイズ感が異なるため、実寸を確認することが重要です。
- ディテール:ボタンや刺繍などのディテールも、年代やモデルによって異なるため、注意深く観察しましょう。
まとめ
ポロ ラルフローレンは、高品質な素材と普遍的なデザインで、古着市場でも根強い人気を誇ります。タグのデザインや表記から製造年代を見分けることで、より価値のあるアイテムを見つけることができます。古着初心者の方も、ぜひポロ ラルフローレンの魅力を感じてみてください。
この記事が、ポロ ラルフローレンの古着を選ぶ際の参考になれば幸いです。今後も、ブランド別の古着情報を発信していきますので、ぜひチェックしてください。
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