古着レーヨンシャツの魅力とは?着こなし方から選び方まで徹底解説

古着市場の中でも、ひときわファッション好きから愛されているアイテムが「レーヨンシャツ」です。

滑らかな肌触りと独特のドレープ感、そして豊富な柄やカラーが魅力のこのシャツは、夏の軽快な装いにも、秋冬のレイヤードスタイルにも欠かせない存在となっています。

本記事では、古着のレーヨンシャツの魅力を徹底的に深掘りしながら、選び方やコーディネート、人気ブランド、そして取り扱い時の注意点まで解説していきます。


レーヨンシャツとは?まずは素材の特徴を知ろう

レーヨンとは、木材パルプを原料とした再生繊維で、「人工絹(アセテート)」とも呼ばれることがあります。シルクのような光沢感と、しっとりとした肌触りが特徴です。以下が主な特徴です。

  • 吸湿性・通気性に優れている
  • ドレープ感(垂れるような落ち感)がある
  • 発色が良く、柄物に適している
  • シルクに近い上品な光沢を持つ

レーヨンはその性質上、洗濯や取り扱いに少し気を使う必要がありますが、その分、ファッション性の高さが抜群。特に1950~70年代に流行したボーリングシャツやアロハシャツに多用されており、古着愛好家からの支持も厚いです。


古着レーヨンシャツが人気な理由

古着のレーヨンシャツは、新品にはない独特の風合いや柄、そして一点モノという希少性から、多くの人に好まれています。以下にその魅力を具体的に解説します。

1. ヴィンテージ感が際立つ風合い

レーヨンは経年変化によって、さらに柔らかくしなやかになります。古着として出回る頃には、着込まれたことで独特の「こなれ感」が出ており、それがファッションに深みを与えてくれます。

2. 一点モノの希少性

レーヨンシャツは、特に50〜80年代のアイテムで大胆な総柄や企業ロゴ、キャラクター刺繍などが施されたモデルが多く出回っています。現代の量産服とは異なり、同じデザインには滅多に出会えません。

3. ドレープ感による美しいシルエット

古着レーヨンシャツは着たときの落ち感が絶妙。リラックス感のあるシルエットながら、だらしなく見えず、大人っぽい着こなしが可能です。タックイン・アウトどちらでも決まりやすいのもポイントです。


レーヨンシャツを使ったコーディネート例

レーヨンシャツはスタイリングの幅が広く、季節問わず使える万能アイテムです。以下に定番スタイルを紹介します。

春・秋:ワイドパンツと合わせたゆるコーデ

くたっとしたレーヨンシャツに、太めのチノパンやデニムを合わせれば、こなれ感のある休日スタイルに。インナーに白Tを合わせてレイヤードすると、抜け感が出てよりおしゃれに。

夏:ショーツやスラックスと合わせて涼しげに

レーヨンの通気性を活かして、半袖の開襟シャツを選べば夏も快適。柄物のシャツに無地のパンツを合わせて、バランスの取れたコーデが完成します。

冬:ニットやカーディガンとのレイヤード

寒い季節は、薄手のレーヨンシャツをニットやジャケットの中に入れて、差し色やアクセントとして活用。シンプルな冬コーデに「動き」と「ツヤ」をプラスできます。


古着レーヨンシャツの選び方

初めて購入する方は、以下のポイントに注意して選びましょう。

サイズ感を確認する

レーヨンシャツはサイズ表記だけではなく、実寸の確認が重要です。肩幅や身幅、着丈のバランスを見て、体型に合った1着を選ぶのがコツ。

状態をよく確認

レーヨンは引っかかりやすく、穴やツレが起きているものも多いです。古着を購入する際は、前後左右の生地の状態や、袖口・襟元の傷み具合もチェックしましょう。

洗濯表示や取り扱い表記

レーヨンは縮みやすく、基本的には手洗いやドライクリーニング推奨。水洗い不可のアイテムも多いので、取扱表示を必ず確認してください。


人気の古着レーヨンシャツブランド

レーヨンシャツといえば、以下のようなブランドが古着市場で人気です。

  • RAYON USA製ヴィンテージ(50s・60s)

    開襟シャツ、刺繍シャツなどレアなアイテム多数。
  • TOWNCRAFT(タウンクラフト)

    JCPenneyのオリジナルで、50〜70年代に多く見られます。
  • CAMPUS(キャンパス)

    アメリカ古着を代表するブランドで、カラー・柄共に独特なシャツが人気。
  • 東洋エンタープライズ・SUN SURF(サンサーフ)

    アロハシャツや和柄レーヨンシャツで有名。復刻ながら品質とデザインが秀逸。

レーヨンシャツを長く着るためのメンテナンス

お気に入りのレーヨンシャツを長く愛用するために、以下のケアを意識しましょう。

  • 洗濯は手洗い or ネット使用でおしゃれ着洗剤を使用
  • 脱水は短時間で、干すときは陰干しを徹底
  • アイロンは低温で当て布を使う

レーヨンはシワになりやすく、水に濡れると強度が落ちるため、丁寧なケアが大切です。


まとめ:古着レーヨンシャツは一枚で魅せる万能アイテム

古着レーヨンシャツは、素材特有の風合いとドレープ感、そして柄やカラーの豊富さによって、コーディネートの主役になれる魅力的なアイテムです。

1枚持っておくだけで着回し力が広がり、季節を問わず活躍します。

古着初心者にも取り入れやすいので、ぜひ自分にぴったりのレーヨンシャツを探してみてください。

関連記事