古着せどりを始めるにあたって、避けて通れないのが「古着用語」。
仕入れ時や販売ページの作成時、適切なワードを使うことで、商品価値の訴求力がグッと上がります。
この記事では、数ある古着用語の中から、「アメカジ」「ラグラン」「オーバーダイ」の3つにフォーカスし、それぞれの意味や特徴、見分け方、せどりでの活用方法までを詳しく解説します。
1. アメカジ(アメリカンカジュアル)とは?
基本的な意味(アメカジ)
「アメカジ」とは、“アメリカンカジュアル”の略で、アメリカの大衆的なファッションスタイルを指します。
元々は、アメリカの労働者や学生、軍人たちが日常的に着ていた実用的な衣類をルーツとしています。
アメカジに含まれる主なアイテム
アメカジスタイルに含まれる代表的な古着アイテムは以下の通りです。
- デニムジャケット(例:Levi’s 70505)
- ミリタリージャケット(例:M-65フィールドジャケット)
- チノパン、カーゴパンツ
- スウェットシャツ、パーカー(Champion、Russell Athleticなど)
- レザージャケット(A-2、G-1など)
- バンドTシャツやカレッジプリントTシャツ
これらはすべて、「アメリカ製(Made in USA)」「ビンテージ(1980年代以前)」などのキーワードとセットで価値が跳ね上がる傾向にあります。
せどりでの「アメカジ」活用ポイント
- 商品説明に「アメカジ好きにおすすめ」「王道アメカジスタイル」などの文言を入れると検索されやすくなる。
- 「アメリカ製」「ヴィンテージ」「Fade感」など、ディテールを強調するのも効果的。
- ブランド名との相性が重要(例:Levi’s、Lee、Wranglerなど)。
2. ラグラン(ラグランスリーブ)とは?
定義と特徴(ラグラン)
「ラグラン」とは、袖の付け方の一種で、「肩の縫い目が襟ぐりから脇に向かって斜めに入っているデザイン」を指します。
この袖付けは、運動性が高く、野球やスポーツウェアで多く採用されてきました。
通常のスリーブとの違い
タイプ | 特徴 |
セットイン袖 | 肩に縫い目があり、クラシックな印象 |
ラグラン袖 | 肩の縫い目がなく、斜めに切り替えられている |
ラグランは着心地がよく、肩幅を気にせず着られるため、古着市場でも人気があります。
ラグランが使われる主なアイテム
- ベースボールTシャツ(7分丈やバイカラーの袖が特徴)
- スウェットシャツ(ChampionやRussellなど)
- コーチジャケットやスポーツウェア
せどりでの「ラグラン」活用ポイント
- 商品タイトルに「ラグランT」「ラグランスウェット」と入れることで、検索されやすくなる。
- 「着用感がゆったり」「ヴィンテージライク」といった着用メリットを強調する。
- 特にベースボールTと相性が良く、「ラグラン×ベースボールT」で検索流入を狙える。
3. オーバーダイとは?
オーバーダイの意味とは?
「over-dye(オーバーダイ)」とは、もともと染色済みの衣類や布地に、さらに別の色で染め直す加工を指します。
つまり、「後染め」「重ね染め」のことです。
見た目の特徴
- 色に深みがあり、ムラ感がある
- 退色・フェードが独特
- 1点もの感が強い
とくにミリタリーアイテムやスウェット、Tシャツにこの加工が施されていると、通常のものよりも個性的な風合いになります。
オーバーダイの具体的な例
- ミリタリーのジャケットをブラックに後染めしたアイテム(例:黒染めM-65)
- グレーのスウェットをネイビーに染めた古着
- 色褪せたTシャツをオーバーダイで深い赤に仕上げたもの
せどりでの「オーバーダイ」活用ポイント
- 商品名や説明文に「オーバーダイ」「後染め」と記載することで、希少性をアピールできる。
- 「一点もの感」を強調する言葉(例:「唯一無二の風合い」)を入れると訴求力アップ。
- 「オーバーダイ染めによる色ムラやあたり感がヴィンテージライク」と記述することで価値を高める。
古着せどり初心者がこれらの用語をどう活用すべきか?
商品説明文のテンプレート活用
【ブランド名】のラグランスリーブTシャツです。アメカジテイストたっぷりで、柔らかいコットン生地が魅力。ブラックにオーバーダイされたことで、他にはないヴィンテージ感あふれる一点物となっています。
このように、3つの用語を組み合わせると、説得力のある説明が完成します。
ハッシュタグにも反映
以下のようなタグは検索対策にも有効です:
- #アメカジ
- #ラグラン
- #オーバーダイ
- #古着男子
- #古着女子
- #ヴィンテージファッション
まとめ:古着用語をマスターして仕入れと販売をレベルアップ!
今回ご紹介した「アメカジ」「ラグラン」「オーバーダイ」は、古着せどりを行う上で非常に重要なキーワードです。
これらの用語の意味を知ることで、
- 商品の魅力を的確に伝える
- 仕入れ判断が的確になる
- 販売ページが差別化される
といった大きなメリットがあります。
これから古着せどりを始める方、すでに実践中の方も、ぜひこの用語を実践で活用してみてください。