古着を選ぶとき、ついデザインやブランドに注目してしまいがちです。
しかし、本当に知っておきたいのは 「素材」 の知識です。
素材がわかると、服の良し悪しだけでなく、
着心地・季節感・長持ち度・使い道まで判断できるようになります。
この記事では、
古着でよく使われる素材の特徴・見分け方・季節ごとの使い分け を初心者向けに分かりやすくまとめました。
今日から古着を見る目がワンランク上がる “保存版” の記事です。
「素材の知識」が古着選びで重要な理由
古着は一点ものだからこそ、素材の違いが大きく影響します。
同じTシャツでも、コットンの厚みや風合いで雰囲気は大きく変わります。
また、素材が分かれば…
・長持ちする服が選べる
・自分に向いているアイテムを判断しやすい
・メルカリ購入でも失敗しにくい
・古着らしい経年変化 (“味”) が楽しめる
素材を理解しているだけで、古着選びがより楽しくなります。
古着でよく使われる10の素材と特徴・見分け方
この章では、古着で特に出会うことが多い素材をまとめて紹介します。
それぞれ「特徴」「見分け方」「向いているアイテム」に分けて解説します。
コットン(綿)
特徴
・通気性がよく肌触りが優しい
・丈夫で日常使いしやすい
・古着で最も多い素材
見分け方
・触ると柔らかく吸水性がある
・80〜90年代のコットンは“肉厚”で人気
・色落ち(フェード)が魅力になる
向いているアイテム
Tシャツ、スウェット、シャツ、チノパン
👉 関連記事:【古着好き必見】スウェットの魅力と選び方|人気ブランドや年代別の特徴を徹底解説!
ウール
特徴
・保温性がとても高い
・上品でクラシックな雰囲気
・セーターやコートで定番
見分け方
・触ると温かく、少しチクチクするものも
・虫食い穴がないか光に透かしてチェックする
向いているアイテム
ニット、カーディガン、チェスターコート
👉 関連記事:古着ニットの選び方とコーデのコツ|初心者でもおしゃれに着こなせる完全ガイド
レザー(本革)
特徴
・経年変化が楽しめる
・耐久性が高く長く使える
見分け方
・シワの入り方が不均一
・フェイクレザーは“均一な光沢”
向いているアイテム
レザージャケット、ブーツ、バッグ
デニム
特徴
・丈夫で経年変化が最も楽しい素材
・色落ちが唯一無二の魅力
見分け方
・綾織りの「斜め線」が特徴
・インディゴ染めの深い青
向いているアイテム
ジーンズ、Gジャン
👉 関連記事:【90年代アメカジ完全解説】古着好き必見!当時の空気感と今こそ着たい理由とは?
ナイロン
特徴
・軽い・強い・水に強い
・スポーツ古着やミリタリーに多い
見分け方
・“シャカッ”とした軽い音
・薄くて軽いのに丈夫
向いているアイテム
アノラック、トラックジャケット、MA-1
ポリエステル
特徴
・乾きやすくシワになりにくい
・着心地が一定で扱いやすい
見分け方
・ツルッとした手触り
・生地にハリがある
向いているアイテム
ジャージ、トラックパンツ
リネン(麻)
特徴
・清涼感があり通気性は最強クラス
・夏古着で人気
見分け方
・手触りに“シャリ感”
・薄くて軽い
向いているアイテム
シャツ、イージーパンツ
シルク(絹)
特徴
・ツヤがあり高級感がある
・肌触りがとても滑らか
見分け方
・光の加減で“ヌルッ”と光る
・タグに「SILK」表記
向いているアイテム
スカーフ、シャツ
アクリル
特徴
・軽い・暖かい・安い
・ウールの代わりに使われることも多い
見分け方
・少し硬めの手触り
・軽いのが特徴
向いているアイテム
ニット、カーディガン
フリース
特徴
・軽くてとても暖かい
・アウトドア古着で人気
見分け方
・起毛の厚みに個性
・毛玉ができやすい部分をチェック
向いているアイテム
フリースジャケット、プルオーバー
素材ごとの注意点|買う前に必ずチェックしたいポイント
素材によって気をつけたいポイントも変わります。
・ウール:虫食い
・ナイロン:加水分解(ベタつき)
・レザー:ひび割れ
・アクリル:毛玉
・フリース:潰れた起毛
古着は状態も一点ものなので、素材 × コンディションの両方で判断するのが大切です。
季節に合わせた素材の選び方
季節ごとに素材を意識すると、コーデの完成度が上がります。
春〜夏
・リネンシャツ × デニム
・バンドTシャツ × チノパン
秋
・スウェット × コーデュロイ
・フランネルシャツ × デニム
冬
・ニット × ミリタリーアウター
・ウールコート × 白シャツ
素材に季節感を入れるだけで、“こなれ感” が生まれます。
👉 関連記事:古着レーヨンシャツの魅力とは?着こなし方から選び方まで徹底解説
まとめ|素材を知ると古着はもっと楽しくなる
古着の魅力は「一点もの」と「素材の個性」です。
素材を知るだけで、選ぶ・着る・長持ちさせる楽しさが倍になります。
今日紹介した素材の特徴をぜひ参考にして、自分だけの古着スタイルを楽しんでみてください。

