近年、古着ブームの中で特に注目を集めているのが「90年代アメカジ(アメリカンカジュアル)」です。
ストリートファッションや音楽カルチャー、映画とも深く結びつき、日本国内でも大きなブームを巻き起こしました。
この記事では、90年代アメカジの特徴や魅力を改めて解説します。さらに、古着市場での狙い目アイテムやコーディネートのコツも紹介します。
90年代アメカジとは?|原点は「リアルなアメリカ」
90年代のアメカジは「本場アメリカの日常に根付いたリアルな服装」が原点です。
当時のワークウェアやミリタリー、スポーツウェア、そしてアウトドアアイテムが中心でした。
機能性と実用性を重視したアイテムが多く、無骨ながらもファッションとしての魅力を兼ね備えていたのです。
その結果、ストリートでも若者たちに広く受け入れられました。
カルチャーと深く結びついた90年代
この時代のアメカジは、音楽やスポーツ文化と密接にリンクしていました。
たとえば、ヒップホップシーンではラッパーの2PACがCarhartt(カーハート)のワークジャケットを着用。
一方で、グランジロックの代表格ニルヴァーナはChampion(チャンピオン)のリバースウィーブを愛用していました。
このように、音楽カルチャーとの結びつきがアメカジ人気を一層加速させたのです。
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90年代アメカジの代表ブランド
Carhartt(カーハート)
タフなワークウェアで知られ、特にダック地のジャケットやダブルニーペインターパンツは今も高い人気を誇ります。
アメリカ製のヴィンテージは希少価値が高く、古着市場でも注目の的です。
Champion(チャンピオン)
リバースウィーブは90年代を象徴するスウェットアイテム。シルエットの良さと耐久性から、現在も高値で取引されています。
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RUSSELL(ラッセル)
スポーツウェアブランドとして、スウェットやカレッジプリントTシャツで支持を獲得。Championと並び90sアメカジを代表する存在です。
Levi’s(リーバイス)
90年代アメカジの定番といえば501。色落ちの表情やシルエットの違いを楽しめるのが魅力です。
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当時流行したアメカジ定番アイテム
- ネルシャツ:チェック柄のフランネルは90年代アメカジの象徴的存在。
- デニムジャケット:Levi’s 70505やBIG Eなど、古着ファン垂涎のモデルが多数。
- スウェット/パーカー:Championのほか、NIKEやadidasのスポーツブランドも人気。
- トラックジャケット:ストリートやスポーツMIXスタイルに欠かせないアイテム。
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今なぜ90年代アメカジが人気なのか?
- リバイバルブーム
最近のY2Kや90sリバイバルの流れにより、当時のスタイルが若者の間で再評価されています。 - 古着ならではの一点モノ感
現在では作られていない素材や縫製を持つアイテムには、特別な価値があります。古着ならではの魅力です。 - ジェンダーレスな魅力
90年代アメカジはオーバーサイズが基本。男女問わず楽しめるファッションとして支持されています。
古着で狙いたいアイテムの選び方
- タグを確認:製造年代や生産国を知るヒントに。
→ 詳しくはこちら:古着のタグの見分け方と年代別の特徴|初心者でも分かる簡単チェックポイント - 状態をチェック:色落ちやダメージも味として楽しめるかどうかを考える。
- サイズ感:90年代はオーバーサイズが基本。普段より1〜2サイズ大きいものがおすすめ。
90年代アメカジを使ったコーディネート例
- メンズ:カーハートのアクティブジャケット × Championスウェット × Levi’s 501 × スニーカー
- レディース:オーバーサイズスウェット × ロングスカート × コンバースでゆるカジMIX
- ユニセックス:トラックジャケット × ワイドデニム × キャップで90sストリート風
まとめ|90年代アメカジは今が狙い目!
90年代アメカジは、当時のリアルなアメリカ文化を反映したファッションであり、今なお色褪せない魅力を持っています。
CarharttやChampionといった定番ブランドはもちろん、Levi’sやRUSSELLのような掘り出し物を探す楽しさも古着ならでは。
古着初心者から上級者まで幅広く楽しめるジャンルなので、この機会にぜひ90年代アメカジを取り入れてみてください。