はじめに|なぜデトロイトジャケットが今アツいのか?
カーハート(Carhartt)の「デトロイトジャケット」は、ワークウェアとして生まれた一着ですが、その無骨で洗練されたデザインがファッションアイテムとして再評価されています。
特に近年は、90年代ヴィンテージブームやストリートファッションの流行で再び人気が急上昇。この記事では、デトロイトジャケットの歴史・特徴・コーデ術・古着市場での価値まで徹底的に紹介します。
第1章|カーハート デトロイトジャケットの歴史
1-1. カーハートのルーツ
カーハートは1889年、ミシガン州デトロイトで設立された老舗ワークウェアブランド。当初は鉄道労働者向けのオーバーオールからスタートしました。
1-2. デトロイトジャケットの誕生
- 1970年代〜1980年代に登場
- ワークジャケットの中でも短丈・すっきりシルエットが特徴
- 「J97」などの型番で親しまれる
この名前はブランド発祥の地、デトロイトに由来します。
1-3. ファッションアイテムとしての進化
ラッパーのKanye WestやTravis Scottが愛用し、ストリートカルチャーの象徴に。ヨーロッパではCarhartt WIPラインも登場し、モダンなアレンジ版も展開。
第2章|デトロイトジャケットの特徴
2-1. デザイン
- 短丈シルエット
→ 腰までの長さで動きやすい - コーデュロイ襟
→ カジュアルかつクラシカルな印象 - ダックキャンバス素材
→ 頑丈で経年変化を楽しめる - 内側ブランケットライニング
→ 保温性抜群で秋冬に最適
2-2. 型番とタグの豆知識
- J97:代表的な型番
- USA製タグ:古着市場で高評価
- 赤タグ/白タグ/黒タグ
→ 年代や製造国を見分けるポイント
2-3. 経年変化が魅力
- ダックキャンバスの色落ち
- ヒゲ(シワ)の入り方
- 襟のコーデュロイ部分のフェード感
着込むほどに唯一無二の風合いが出てくるのが、ヴィンテージファンに愛される理由です。
第3章|人気の理由
ストリートとワークの融合
無骨さとスタイリッシュさを両立。
幅広いコーデに対応
デニム、チノ、カーゴパンツ、スラックスなど合わせやすい。
耐久性・実用性
ヘビーキャンバスでガシガシ使える。
古着市場での希少価値
特にUSA製・ヴィンテージは高値安定。
第4章|デトロイトジャケットの古着相場
4-1. 相場価格(2025年現在)
モデル・状態 | 相場価格 |
USA製ヴィンテージ | 18,000〜35,000円 |
ユーズド(良好) | 12,000〜25,000円 |
現行品(新品同様) | 25,000〜40,000円 |
※特に黒・モスグリーン・ブラウンは人気カラー。
4-2. 仕入れポイント(古着せどり向け)
- タグチェック
→ USA製/カナダ製は高評価 - 状態確認
→ 色落ちは味、ダメージは要注意 - サイズ感
→ オーバーサイズ人気(L・XLが売れ筋)
第5章|デトロイトジャケットのコーディネート術
メンズコーデ
ストリートスタイル
- デトロイトジャケット(ブラウン)
- ワイドデニム
- エアジョーダン1
- ビーニー
キレイめカジュアル
- ブラックのデトロイトジャケット
- 白シャツ+スラックス
- ローファー
レディースコーデ
ボーイズライク
- モスグリーンのデトロイトジャケット
- ワイドパンツ+厚底スニーカー
大人カジュアル
- ブラウンのデトロイトジャケット
- タイトスカート+ブーツ
第6章|デトロイトジャケットのケア方法
- 洗濯:手洗い推奨(色落ち防止)
- 保管:型崩れ防止のためハンガー保管
- メンテナンス:シワはスチームアイロンで軽く整える
まとめ|1着で差がつくデトロイトジャケット
カーハートのデトロイトジャケットは、単なるワークジャケットにとどまらず、ストリート・ヴィンテージ・アウトドアと幅広いスタイルで活躍。
・経年変化を楽しめる
・古着せどりでも高値が期待できる
・着る人を選ばない万能アウター
これから1着購入を検討している人も、古着で仕入れたい人も、ぜひこの記事を参考にしてください。