カーゴパンツは「軍パン」のイメージが強いですが、いまや古着ファッションの定番として、世代を問わず人気のアイテムです。
ゆるく穿けるリラックス感、武骨なディテール、スタイリングのしやすさ。
シルエットの種類も多く、ストリート・ミリタリー・モードまで幅広く使える万能パンツ。
この記事では、
- カーゴパンツの歴史
- 種類ごとの特徴
- 古着で選ぶポイント
- 魅力がわかる着こなしのコツ
まで、初心者にもわかりやすく解説します。
カーゴパンツの歴史|なぜ定番になったのか?
カーゴパンツのルーツは 軍用パンツ(ミリタリーパンツ) です。
最も有名なのはアメリカ軍の「M-51」「M-65」。
第二次世界大戦〜朝鮮戦争・ベトナム戦争を通して改良され、兵士の装備を効率よく携帯するために“カーゴポケット”が付けられました。
その後、ストリート文化・アウトドア・スケーターの間で人気に。
90年代ファッションのリバイバルもあり、現在は若者から大人まで定番化しています。
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カーゴパンツの魅力|なぜここまで人気なのか?
実用性が高い
サイドに付くカーゴポケットは収納力抜群。
スマホ・財布・キーケースなどを入れても形が崩れにくく、街でも使いやすい。
シルエットの幅が広い
- 太めで無骨な軍パン風
- テーパードの効いた現代的なシルエット
- ワイド・バギー
- スリムカーゴ
古着・新品問わず選択肢が多いのも魅力。
コーデが簡単
Tシャツ・スウェット・シャツ・アウター…
何を合わせてもサマになるのがカーゴパンツ最大の強み。
カーゴパンツの種類と特徴
古着でよく見かける“代表的なカーゴパンツ”をわかりやすく整理します。
ミリタリーカーゴ(軍パン)
カーゴパンツの原点。
最も人気が高く、古着好きがまず最初に手に取りやすい一本です。
M-51カーゴパンツ
- 太めのストレート
- 素材はコットンサテン
- 無骨で存在感がある
- ヴィンテージ市場でも高い人気
古着らしい雰囲気を出したい人に最適。
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M-65カーゴパンツ
- M-51よりもやや細く、シルエットが現代的
- 裾にドローコード
- コットン×ナイロン素材で丈夫
街でも着やすいのが魅力。
ワークカーゴ
Dickies(ディッキーズ) や Carhartt(カーハート)など、
ワークブランドが作るカーゴパンツ。
特徴は 耐久性とタフさ。
- ハードな生地
- シンプルなカーゴポケット
- どんなトップスにも馴染む
作業服としてのルーツがあるため、デイリーに使いやすいのが魅力です。
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アウトドアカーゴ
Columbia、THE NORTH FACE、Patagonia などが展開するカーゴパンツ。
- ポリエステル・ナイロン中心
- 速乾性が高い
- ハイキング・街着どちらもOK
- 機能ポケットが多い
90年代アウトドアリバイバルの流れで人気が再燃しています。
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ストリート&モードカーゴ
近年は以下のようなブランドからも人気。
- NIKE ACG
- PUMA
- GAP
- Paul Smith
- モード系ブランド
ワイド・バギー・スリムなど形が多彩で、黒やカーキの ワントーンカーゴ はコーデが一気に大人っぽくなります。
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古着のカーゴパンツの選び方
初心者でも“失敗しない”ためのポイントをまとめました。
シルエットを決める
まずは理想の太さをイメージしましょう。
- 太め=無骨でストリート風
- 細め=スッキリきれいめ
- テーパード=街に馴染む万能タイプ
「好きな雰囲気 → シルエット」の順で決めると迷いません。
素材をチェック
季節感も大事です。
- 春夏:ナイロン、ポリエステル
- 秋冬:コットン、ツイル、ウール混
素材がシーズンに合うだけで、おしゃれに見えます。
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ウエストと裾のバランス
古着はサイズ感がまちまちなため、
- ウエストは合うか
- 裾の長さはOKか
- 裾の絞り(ドローコード)の有無
を必ず確認しましょう。
カーゴパンツをおしゃれに見せるコツ
シンプルなトップスと合わせる
カーゴパンツは「下に存在感が出る」ため、
トップスは Tシャツ・白シャツ・スウェットなどシンプルが合います。
全身の色を3色以内にまとめる
カーキ、オリーブ、ベージュはとくに使いやすい。
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スニーカー・ブーツで雰囲気を作る
- スニーカー=ストリート
- ブーツ=ミリタリー・ワーク
- レザーシューズ=大人っぽい
足元で印象がガラッと変わります。
まとめ|カーゴパンツは歴史を知るともっと楽しめる
カーゴパンツは、
軍パン → ストリート → 現代ファッションの定番
という長い歴史があるアイテムです。
種類ごとの背景を知ることで、古着選びもコーディネートも格段に楽しくなります。
この記事を参考に、ぜひ自分だけの“相棒カーゴパンツ”を見つけてください。

