古着好きなら一度は目にしたことがあるデニムブランド「Lee(リー)」。アメリカのワークウェアの象徴として、Levi’sやWranglerと並ぶ“デニム三大ブランド”のひとつです。
この記事では、Leeの魅力や歴史、古着で人気のモデル、見分け方、さらにはメルカリなどでのせどりに役立つ情報までを網羅的にご紹介します。
1. Lee(リー)とは?|アメリカを代表するデニムブランド
Leeは、1889年にアメリカ・カンザス州で創業された老舗ワークウェアブランド。
創業当初は食料品や雑貨の卸売を行っていましたが、1911年から自社で作業着の製造を開始。以降、耐久性の高いワークウェアを展開し、20世紀初頭にはアメリカの鉄道作業員や工場労働者の定番ブランドに。
主な歴史的トピック
- 1913年:「Union-Alls」誕生
→ つなぎ型の作業着。全米で大ヒット。 - 1926年:ジッパーフライ付きジーンズを開発
→ Levi’sよりも先にジップ式を導入した先駆者。 - 1940年代:ライダースシリーズ誕生(101)
→ カウボーイ向けに開発。現在のLeeの定番ジーンズに。 - 1960年代:カジュアルウェアに進出
→ デニムジャケット、シャツなど幅広く展開。
Leeは「実用性・耐久性」に優れたプロダクトを作りながらも、常に時代に合ったデザインで進化し、ファッションとしても愛されてきたブランドです。
2. 古着市場で人気のLeeアイテム
古着屋やフリマアプリでは、Leeの以下のアイテムが特に人気です。
Lee 101シリーズ(デニムパンツ)
- 定番のストレートシルエット
- スモールeタグ、ピスネーム、パッチデザインで年代判別も可能
- 特に「101-B(ジップフライ)」が人気
▶︎ 相場:5,000〜15,000円(年代・状態による)
ストームライダー(Storm Rider)デニムジャケット
- Leeの名作ボア付きGジャン
- 1950年代〜70年代のヴィンテージはプレ値
- チェーンステッチ入りモデルがレア
▶︎ 相場:7,000〜25,000円(タグ・裏地の柄で判別)
Leeワークジャケット/カバーオール
- 濃紺のヒッコリーストライプやデニム生地
- 胸ポケットのロゴ刺繍、トリプルステッチが目印
- 日本企画のLee Work Lineも人気
▶︎ 相場:4,000〜12,000円
Leeロゴスウェット/Tシャツ
- 90s〜00sのUSA製アイテム
- デカロゴや企業コラボ(Pepsi, Harley等)もアツい
- バックプリント付きは特に狙い目
▶︎ 相場:2,500〜6,000円
3. ヴィンテージLeeの見分け方|タグとディテールで判別!
タグの種類で年代をチェック
- 1940〜50年代:黒タグ(黒地に金刺繍)
- 1960〜70年代:黒タグ(紙パッチ併用)
- 80年代以降:白タグ、Rマーク入り
※「UNION MADE」表記があれば70年代以前の可能性高
ディテールでも判別可能
- 赤タブではなく、ピスネームが「Lee」のみ → 古い
- ジップはTALON・GRIPPER・SCOVILL製かどうか
- チェーンステッチや耳付き(セルビッジ) → 高価値の証
4. Leeを使ったおすすめ古着コーデ
Leeはデニムブランドでありながら、今のトレンドにしっかりハマるアイテムが豊富。
メンズコーデ例
- Leeストームライダー × チノパン × コンバース
- Leeロゴスウェット × カーゴパンツ × ナイロンジャケット
レディースコーデ例
- Leeハイウエストデニム × クロップドトップス
- Leeオーバーサイズデニムジャケット × フレアスカート
どのコーデも**“古着らしさ”を残しながら、今っぽいバランス**に仕上がります。
5. 古着せどり視点|Leeは仕入れ・販売におすすめ?
Leeは古着せどり初心者にも扱いやすく、仕入れやすさ・回転率・利益率のバランスが良好です。
仕入れポイント
- 古着屋やセカストで1,000〜3,000円台の掘り出し物多数
- 特に「USA製」「80s以前のタグ」があると高値でせどり可能
- オーバーサイズのジャケット系は男女とも需要あり
出品のコツ(メルカリなど)
- タグ・ジップ・ステッチなどの写真を丁寧に載せる
- 「90s」「ヴィンテージ」「USA製」などのキーワードを入れる
- Lee×コラボのスウェット・Tシャツも狙い目
まとめ|Leeは“知れば知るほど奥深い”古着ブランド
- ✅ Levi’sに並ぶアメリカ三大デニムブランド
- ✅ 古着市場での人気も安定
- ✅ ストームライダーや101など名作多数
- ✅ せどりにも向いており初心者にもおすすめ
Leeの魅力は、“古着としての価値”と“今のファッションとの相性”の両立にあります。ジーンズだけじゃない、奥深いラインナップと歴史を知ることで、さらに古着選びが楽しくなるはずです。